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- 2019.10.29 Tuesday
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《つづき》
今年9月、必要に迫られて
写真集「水俣」〜水俣病事件史の中で重要な位置を占める人たちがたくさん登場している〜を
読んでみました。
一人一人の行動を改めて見てみると、この事件と患者の生きざまがどれほどすごいことであったかがよくわかり、自分自身がこの事件を薄く理解していたのだと感じました。
田上義春さんのこと
義春さんは、水俣病の激しい症状を持ちながら、リハビリである程度恢復し
乙女塚農園で、牛飼いや養蜂、キウイ栽培などの農業をされていました。
イノシシが出没する場所なので、囲いの中に上手くイノシシを誘導して捕獲するという技もお持ちでした。
義春さんは、水俣病互助会会長、水俣病患者東京本社交渉団長などの役もされましたが
2002年7月、72歳で亡くなられました。
私(編集注釈=弊社理事永野)と義春さんはせっけん工場(=エコネットみなまたの前身)を通じての関わりでした。
義春さんの話はいつも長く、滔々と述べるスタイル。
私の印象として、脱線や行きつ戻りつを繰り返すのですが、最後には元に戻って、話を結ぶ。
さて、せっけん工場設立お祝い会での挨拶です。
義春さんは、自分の今の健康状態をひとしきり説明した後で、「試行錯誤しながらやってきたせっけん工場が漸く完成した。」と、言って感謝の言葉を述べます。
ここからが本題です。
「さて、今の科学は日進月歩ですが、しかしその発展もやはり、地球上の人類、自然、生物の幸福を前提にしないといけない。
今は、一部の人たちの欲望の元に為されている、と感じられる。
一番身近で水俣病、環境汚染、熱帯雨林の伐採
また、電気を安く提供するというキャッチフレーズのもと、原発を自分たち(注=広く全ての人々)のために動かしている。
広島、長崎の死の灰の何十倍の原発。どうも私たちはその(注=私達のために原発を動かす)言葉を100%受け取れない。
私たちが水俣病を引き起こした当地で、何か出来るのではないか、と考えたのがせっけん工場。
水俣病は世界に名だたる環境破壊の最もたるものですが、復元はせっけん工場を基礎にやっていきたい。
取り留めのない話になりましたが、これで終わります。」
せっけん工場の意義と、1986年(昭和61年)当時の情勢が的確に言い表されています。
持ち場、もちば
義春さんが良く言っていた言葉
「持ち場、もちば」が
今でも私の中に生きています。
せっけん工場設立のころの私は、物言いがストレート過ぎて、気持ちを上手く伝えることが出来ずにいました。
「自分ができることを頑張ればいいし、できないところは得意な人がやればいいので、それでいいよ、補い合えばいいよ」と
言われ、気持ちがすごく楽になったことを覚えています。 《おわり》 〜機関誌 かづら 2016年秋号より〜
さて、エコネットみなまたでは
そろそろ秋の味覚が本格的に入荷します。
みな様、お待たせしました。
農薬不使用・化学肥料不使用にこだわった、安心安全な作品です。濃厚で甘い温州みかんは如何ですか?
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